💭 01. はじめに
相場は、まるで呼吸をしているみたい。
上げて、下げて、また静まって。
その波の中に“リズム”がある。
けれど、わたしたちの心はいつも忙しい。
「動かない…」「今かも!」と焦るたびに、
そのリズムから少しずつ外れていく。
勝つことよりも大切なのは、
相場のテンポに耳を澄ますこと。
静けさの中にある小さな“合図”を感じられたとき、心と数字は、ようやく同じ拍を打ち始める。
焦らず、比べず、呼吸と一緒にトレードしよう。
それが“ことの葉トレード”のリズム。🌸
🍃 02. ことの葉みちしるべ
トレンドの波は、呼吸のように動いている。
上昇(または下降)していくとき、相場は深く息を吸い込む。
新しいエネルギーを集め、未来へ向かおうとする瞬間。
そして調整が入るとき、静かに息を吐く。
溜めた力を少しだけ手放し、次の波の準備をしている。
レンジ相場は、心の平常心に似ている。
ときに穏やかで、ときに早すぎる呼吸のように。
焦って動こうとすれば、波は乱れ、
静かに整えれば、再び流れは戻ってくる。
相場も人の心も、
息づかいを感じることで“強弱”が見えてくる。
💬 03. すみれ先生との対話

あ、上がってきた! 今がチャンスかも!

うん、そう見えるよね。でもまだ“吸ってる途中”だよ。

吸ってる途中?

うん。相場が息を吸いきる前に動くと、呼吸が合わなくなるの。
それが“焦りエントリー”の正体なんだよ。

じゃあ、吐ききるまで待てばいいの?

そう。相場が“吐く”のを感じてから。
その呼吸が終わるところに、次の波の“合図”が生まれる。

なるほど…。
つまり、上昇でも下降でも、波の呼吸を感じてから動くってことね。

そう、それが“リズムを聴く”ってこと。
心のテンポを合わせれば、数字より先に流れが見えてくるんだよ。
🌸 04. まとめ
トレードは、数字を追うだけの世界じゃない。
その裏には、息づく“リズム”がある。
相場が上昇(または下降)するときは息を吸い、
調整が入るときに息を吐く。
レンジは、心の平常を映す鏡のよう。
焦って息を乱せば、波も乱れる。
呼吸を合わせれば、相場の流れも穏やかになる。
トレードの上達は、知識や手法より、
この“リズムを感じる力”から始まる。
吸って、吐いて。
その繰り返しの中に、
ほんとうのトレードの呼吸がある。🌿
ことの葉トレード教室 Vol.4 — 完 —
🌸 学びの廊下を少し戻ってみましょう。
💹 [ことの葉トレードトップへ戻る]


コメント