💬 はじめに
最初のころのわたしは、正直、チャートを見るのが怖かった。
上がったり下がったり、心も一緒に揺れて。
「どうすれば勝てるんだろう」って、
そればかり考えてた気がする。
でも今になって思うの。
“勝つ”っていう言葉の裏にあるのは、
焦りや不安、そして「置いていかれる気持ち」だったんだ。
そんな時に、すみれが言ってくれた。

焦るってことは、まだ呼吸できてないってことだよ

……呼吸、かぁ
💭 パターン①:動いたから入っちゃう

ねぇさくら、動くってことが“チャンス”に見えるときあるでしょ?

あるある!それで入って、すぐ逆方向に行かれて泣いたことあるもん😢
動きがある=チャンス
この考え方は一見正しそうに見える。
でも、本当のチャンスって、“静けさの中”にある。
チャートが止まっている時にこそ、
「次の呼吸」を感じ取れるようになるんだと思う。
💭 パターン②:勝率より“回数”で安心しようとする
負けが続くと、人は「たくさんやれば当たるかも」って思ってしまう。
でも、回数を重ねても、心が乱れたままだと結果は同じ。

数を打つより、間を感じる方が大事だよ

……間、って?

エントリーしない時間も、トレードの一部ってこと
💭 パターン③:負けたあとに取り返そうとする
いちばん危ないのは、ここ。
「さっきの分を取り返さなきゃ」って思った瞬間、
もう冷静じゃなくなってる。

トレードってね、仕返しじゃないの。対話なんだよ

うん……“取り返す”じゃなくて、“流れを感じる”んだね

そう。止まっている時こそ、相場の“間”を感じてほしいの

エントリーしないのに、向き合うんだね。

うん。動かない時間は、次のチャンスが育っている時間だよ。
🌿 おわりに
焦らない日が増えた。
それだけで、少しずつ勝ち負けの意味が変わっていった気がする。
トレードって、数字を追うことじゃなくて、
自分を見つめる“心の鏡”なんだと思う。

焦らない日が増える、それがいちばんの成長だよ

うん……ことの葉のように、静かに育てていくね
ことの葉トレード教室 Vol.1 — 完 —
🌸 学びの廊下を少し戻ってみましょう。
💹 [ことの葉トレードトップへ戻る]


コメント